2025年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
これは前の就業場所でも言いましたけどォ…前を切るのもわたし個別対応するのもわたしは無理な上電話を取るのもわたし送迎に出るのもわたし連絡帳を書くのもわたし明日の送迎を組むのもわたしはちょっと…よその事業所の職員ももうちょっとなんかしてくれませんかね…
今日から本格的なサマータイム運営だけどこんなに朝の運転しにくかったっけェ!?てなるしやっぱりフラフラする上自分都合でいろいろ決めて共有するなんで有休取らんの上司非常に困るし実働職員3人しかいない上週1回は誰か休みが当たってるので1人休んでる上でもう1人が急遽帰ると10人ぐらいの児童をまーたワイ1人で見ろってかガハハ!だし多人数送りに出るのも戻ってきて終業時間までに3事業所統括した明日の迎えを組むのもダブルタスク連絡帳の記録を仕上げるのもワイだし休憩もないのでアーッハッハッハ!
ハァ閉じる
ハァ閉じる
Day22「さみしい」 #文披31題 #小咄 #じょ
彼、あるいは彼女の枯葉色の瞳は感情を視る。それは意識するとせざるとに関わらず当たり前のことで、食事や呼吸、あるいは夢みたいなものだった。必要だとか望むとかではなくて、意識にも登らず訪れる当たり前。
彼、あるいは彼女はそれを、己にのみ与えられた唯一と認めていた。好意的であった。あるいは悪趣味だと知りながら、彼、あるいは彼女はあらゆる人間に、または魔女に浮かぶ感情を視る。遠くも近くも、視界として知覚する全ての感情を視る。不思議で面白いもので、全ての感情を真っ直ぐに曝け出す者もいれば、外側が浮かべる表情とは真逆の感情を抱く者もいる。感情を自覚できない者も、感情を削ぎ落とした存在もいる。森羅万象奇々怪々、感情と人間、または魔女とは、そういったままならないものを内包している点で全く同一だった。
彼、あるいは彼女は、たまにはそんな話を友人に聞かせる。あるいは悪趣味だと知りながら、感情を視ることは酒の肴として口に上ることもあった。魔女の死を謳う異端審問の少女の伽藍堂の眼窩と、そのくせ豊かな表情と、なのにちいさく蹲って悲しむ感情を今日は視た。昨日は、一昨日は――滔々と語る。
彼、あるいは彼女の語りを、友人は大抵否定せず聞いている。疑問を呈し、あるいは掘り下げることはあれど、他者の感情を語る声に耳を傾けている。そうしてたまに、目を細めて、ほんの少しだけ口の端を持ち上げて、同じようにほんの少し、眉を下げて問いかける。
彼、あるいは彼女は、そのとき浮かぶ感情を確かに視る。けれど問いへの答えは見つからないまま、ただグラスを傾ける。あらゆる感情を語る彼、あるいは彼女は、自分の感情を視い出せるのか、否か?
その答えを知ったとき、彼、あるいは彼女はちいさく蹲りながら、あれほど好んで眺めていた全てに背を向ける。やっと見つけた己のそれすら。
(ジル/じょ)
自分のことはみえない。
閉じる
彼、あるいは彼女の枯葉色の瞳は感情を視る。それは意識するとせざるとに関わらず当たり前のことで、食事や呼吸、あるいは夢みたいなものだった。必要だとか望むとかではなくて、意識にも登らず訪れる当たり前。
彼、あるいは彼女はそれを、己にのみ与えられた唯一と認めていた。好意的であった。あるいは悪趣味だと知りながら、彼、あるいは彼女はあらゆる人間に、または魔女に浮かぶ感情を視る。遠くも近くも、視界として知覚する全ての感情を視る。不思議で面白いもので、全ての感情を真っ直ぐに曝け出す者もいれば、外側が浮かべる表情とは真逆の感情を抱く者もいる。感情を自覚できない者も、感情を削ぎ落とした存在もいる。森羅万象奇々怪々、感情と人間、または魔女とは、そういったままならないものを内包している点で全く同一だった。
彼、あるいは彼女は、たまにはそんな話を友人に聞かせる。あるいは悪趣味だと知りながら、感情を視ることは酒の肴として口に上ることもあった。魔女の死を謳う異端審問の少女の伽藍堂の眼窩と、そのくせ豊かな表情と、なのにちいさく蹲って悲しむ感情を今日は視た。昨日は、一昨日は――滔々と語る。
彼、あるいは彼女の語りを、友人は大抵否定せず聞いている。疑問を呈し、あるいは掘り下げることはあれど、他者の感情を語る声に耳を傾けている。そうしてたまに、目を細めて、ほんの少しだけ口の端を持ち上げて、同じようにほんの少し、眉を下げて問いかける。
彼、あるいは彼女は、そのとき浮かぶ感情を確かに視る。けれど問いへの答えは見つからないまま、ただグラスを傾ける。あらゆる感情を語る彼、あるいは彼女は、自分の感情を視い出せるのか、否か?
その答えを知ったとき、彼、あるいは彼女はちいさく蹲りながら、あれほど好んで眺めていた全てに背を向ける。やっと見つけた己のそれすら。
(ジル/じょ)
自分のことはみえない。
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ブロマンスに括り直したけどセイとかティルとかストラルとかレイヴはそういう手合いの男ではないので空気が違うな #リボ は
いやブロマンスなので上述が攻めの男たちという訳ではないけども
いやブロマンスなので上述が攻めの男たちという訳ではないけども
文披を進めるとわかる!🥼⛓! #王女と騎士
おっっっっっっっっっっっっっっっっっっさな!!ビックリする⛓に。
ここを書いていたのは10年よりずっと前とか7年とか前なので今ちょっとちょっと書くことで彼らを探っている。
自分の中に如何に言葉や音について自然会話的に台詞を書き起こすかというところがあるので、Day18で⛓が「わからない」ことを返答する際にこの相手で、ここまでの状況があって、現在の心境でどう答えるか筆を運ぶと「わからない」じゃなくて「わかんない」って答えたので18歳の男性が「わかんない」か~~~~!?!?その世界では成人していて村内では別格の上位の立場になるのに!?!?ってなった。Day15の撫でられ褒められ待ちもそうだが。撫でられ褒められ待ちについては自分を肯定していいと他人から認められることにずっとずっと餓えているのでそうなるんですねDay3で幼少期に初めて己が何よりも信じられない存在で周囲に疎まれ怯えられる化け物なのかも知れないだから親に捨てられたのかも知れないと気づいてしまってずっと生きているので。不信で制御不能の無意識に人を殺す化け物かも知れないのでいざとなったら拘束も殺しもしてもらえる王国軍に引き取られたので(才能を見出されたのは建前もしくは人知れず誰かを殺せるという才能!)
対して🥼は⛓と出会うまでは白けて霞んだ昼の空みたいな感覚で生きてたのに肩書きと立場にあまりにも似合わない実態の生きものに初めて遭遇してしまい(彼はまた建前と駆け引きと打算のテーブルに望んでもないのに着くことが日常だったので)己のペースを乱されたままあんまり思考を通さない脊髄反射みたいな対応をしてしまい彼の輪郭だった虚ろにガッポリハマってしまったんですね。「自分だけのものがない」彼にとっては自分だけが見出して自分の反応に素直に応える生きものはあまりに愛おしく見えたと思うのでね…
糸冬閉じる
おっっっっっっっっっっっっっっっっっっさな!!ビックリする⛓に。
ここを書いていたのは10年よりずっと前とか7年とか前なので今ちょっとちょっと書くことで彼らを探っている。
自分の中に如何に言葉や音について自然会話的に台詞を書き起こすかというところがあるので、Day18で⛓が「わからない」ことを返答する際にこの相手で、ここまでの状況があって、現在の心境でどう答えるか筆を運ぶと「わからない」じゃなくて「わかんない」って答えたので18歳の男性が「わかんない」か~~~~!?!?その世界では成人していて村内では別格の上位の立場になるのに!?!?ってなった。Day15の撫でられ褒められ待ちもそうだが。撫でられ褒められ待ちについては自分を肯定していいと他人から認められることにずっとずっと餓えているのでそうなるんですねDay3で幼少期に初めて己が何よりも信じられない存在で周囲に疎まれ怯えられる化け物なのかも知れないだから親に捨てられたのかも知れないと気づいてしまってずっと生きているので。不信で制御不能の無意識に人を殺す化け物かも知れないのでいざとなったら拘束も殺しもしてもらえる王国軍に引き取られたので(才能を見出されたのは建前もしくは人知れず誰かを殺せるという才能!)
対して🥼は⛓と出会うまでは白けて霞んだ昼の空みたいな感覚で生きてたのに肩書きと立場にあまりにも似合わない実態の生きものに初めて遭遇してしまい(彼はまた建前と駆け引きと打算のテーブルに望んでもないのに着くことが日常だったので)己のペースを乱されたままあんまり思考を通さない脊髄反射みたいな対応をしてしまい彼の輪郭だった虚ろにガッポリハマってしまったんですね。「自分だけのものがない」彼にとっては自分だけが見出して自分の反応に素直に応える生きものはあまりに愛おしく見えたと思うのでね…
糸冬閉じる
その話題の落差はたぶんよくないですね…
アッしまった今日は年に1回思い出してウキウキする0721の日だ
もう二度と会えない相手の墓参りしてるシーンてヘキじゃない?? #版権作品
>2323 #版権作品
わたしが何にドボーン!ウワー!したか興味のある方がいるとは思えないけどここまで見てわかるように文豪ストレイドッグス閉じるのことでしかしここまで素直に名前を出さなかったのは歴史オタク弁えるべしの特にルドルフ4世あたりで培われた鋼の精神が歴史上実在した人物の名前(と作品名)丸ごと使ってる作品についてネチョネチョした妄想して名前挙げるのはどうなんですかァ!!!!っていう血の滲むような叫びと恥じらいでウワアアアアしているから…だってメディアと作品の履修を進めれば進めるほど織田作と太宰…オタクに都合の良い妄想…過ぎでは…????てなる…コミカライズDEAD APPLEの電子書籍サンプルだけでウワー!したしやっと届いたサントラのScarlet Skyの公式和訳にウワー!した毎日新鮮な驚きがあるリアルタイムで履修していなくてよかったなんかファン層の若さも感じてびびるし
いや…姪が所持していたので年齢層については当然なのですが…黒の時代が綺麗にすっぽ抜けてたので姪の興味はそこにはないらしい逆にほっとしますね閉じる
わたしが何にドボーン!ウワー!したか興味のある方がいるとは思えないけどここまで見てわかるように文豪ストレイドッグス閉じるのことでしかしここまで素直に名前を出さなかったのは歴史オタク弁えるべしの特にルドルフ4世あたりで培われた鋼の精神が歴史上実在した人物の名前(と作品名)丸ごと使ってる作品についてネチョネチョした妄想して名前挙げるのはどうなんですかァ!!!!っていう血の滲むような叫びと恥じらいでウワアアアアしているから…だってメディアと作品の履修を進めれば進めるほど織田作と太宰…オタクに都合の良い妄想…過ぎでは…????てなる…コミカライズDEAD APPLEの電子書籍サンプルだけでウワー!したしやっと届いたサントラのScarlet Skyの公式和訳にウワー!した毎日新鮮な驚きがあるリアルタイムで履修していなくてよかったなんかファン層の若さも感じてびびるし
いや…姪が所持していたので年齢層については当然なのですが…黒の時代が綺麗にすっぽ抜けてたので姪の興味はそこにはないらしい逆にほっとしますね閉じる
Day21「海水浴」 #文披31題 #小咄 #翼角
足裏をうぞうぞと砂が流れていく。少しずつ今立つ場所が形を変えていく。足首には温く波が絡みついては解けて、その感覚に少しばかり感嘆した。
「大和、早く!」大和の未知の体験など一顧だにしない声が呼ぶ。「遊ぼう!」
既に膝まで海に浸って、このみが笑っている。ふわりと風を孕むパーカーを羽織っているが水着の下の太腿は剥き出しでその白さが眩しい。それよりもずっと、大和を呼ぶ笑顔が雫を散らして煌めいている。その隣にはビーチボールを掲げた京介もいて、このみと共に大和を待っている。来年になったら受験生だ、遊べる夏休みはこれが最後だと気づいて大騒ぎをしていた二人は、今日という計画の日を実に満喫していた。
流れて絡んで引き込む海を振り切って一歩。この海が彼の冬には歌って人間を引きずり込もうとしていたなど、あの二人は知らないし、信じないだろう。この場では大和ともう一人だけが知っている。
もう一歩を踏み出しながら背後を振り返る。柄にもなく同行した彼はここまで沈黙を貫いていて、きっと海で遊ぶことに興味などないのだろう、と思う。ただ大和が来たからついてきたのであって。
それでも、大和の大事な友人たちと共に、この夏の一日に興じてくれたなら。行こうと告げた声は我ながら軽やかで、差し出した手はきっと浮かれていた。その手が握り返された瞬間に、真夏の太陽が一層眩しく輝いたようで目を細める。
(大和と誰かとこのみと京介/翼角高校奇譚)
翼角はマルチエンディング方式なので手を指しだした先にいるのは鷹臣かナナキか無道だしどいつもこいつも海で遊ぶの柄じゃない。
このみちゃんは幼馴染、京介は2年連続クラスメイトで同じ寮生。
閉じる
足裏をうぞうぞと砂が流れていく。少しずつ今立つ場所が形を変えていく。足首には温く波が絡みついては解けて、その感覚に少しばかり感嘆した。
「大和、早く!」大和の未知の体験など一顧だにしない声が呼ぶ。「遊ぼう!」
既に膝まで海に浸って、このみが笑っている。ふわりと風を孕むパーカーを羽織っているが水着の下の太腿は剥き出しでその白さが眩しい。それよりもずっと、大和を呼ぶ笑顔が雫を散らして煌めいている。その隣にはビーチボールを掲げた京介もいて、このみと共に大和を待っている。来年になったら受験生だ、遊べる夏休みはこれが最後だと気づいて大騒ぎをしていた二人は、今日という計画の日を実に満喫していた。
流れて絡んで引き込む海を振り切って一歩。この海が彼の冬には歌って人間を引きずり込もうとしていたなど、あの二人は知らないし、信じないだろう。この場では大和ともう一人だけが知っている。
もう一歩を踏み出しながら背後を振り返る。柄にもなく同行した彼はここまで沈黙を貫いていて、きっと海で遊ぶことに興味などないのだろう、と思う。ただ大和が来たからついてきたのであって。
それでも、大和の大事な友人たちと共に、この夏の一日に興じてくれたなら。行こうと告げた声は我ながら軽やかで、差し出した手はきっと浮かれていた。その手が握り返された瞬間に、真夏の太陽が一層眩しく輝いたようで目を細める。
(大和と誰かとこのみと京介/翼角高校奇譚)
翼角はマルチエンディング方式なので手を指しだした先にいるのは鷹臣かナナキか無道だしどいつもこいつも海で遊ぶの柄じゃない。
このみちゃんは幼馴染、京介は2年連続クラスメイトで同じ寮生。
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Day20「包み紙」 #文披31題 #小咄 #トウジンカグラ
今上帝にと献上された上等の紗を広げ、その真ん中に畳んだ着物を重ねていく。彼の地は閉ざされていて専ら自給自足、新しいものはその都度近隣まで交換に行くか各地に散らばった里人が持ち帰るかしないと手に入れる機会はないと聞く。着回して継いで接いでゆく着物など言うまでもない。
故に、少女は夏用の着物をいくつか見繕っている。少しぐらいは上背が伸びているかも知れないので丈は詰めていない。恐らく彼の伴侶が手直してくれるだろう。あれはなかなか不器用で、そのくせ世話焼きで、身の回りのことは大抵一人でしてしまう男だと見ている。それも見越して針や糸もいくらか積んでいく。
夏ならばあれも、もうすぐ秋になるならばこれも、彼の地は樹海深くの里だから。踏んだことのない、人伝いに聞き、水鏡で視たことしかない土地を思う。しばらく顔も見ていないあの子を思う。寂しいなどと感じることはなく、ただただ愉快な気持ちでいっぱいだった。少女の気持ちをかたちにして、丸く膨らんだ包みを天辺できゅうと結ぶ。外国の製法を取り入れて、金糸銀糸を織り込んだという紗はすっかりまあるく不格好になっている。まだ絢爛を残す姿もこれから幾日かを掛け、時に雨風に遭いながら彼の地へと運ばれて、きっと辿り着くころにはすっかり擦れて縒れてしまっているのだろう。それだって最後には無造作に開かれて、この布の価値を介さぬようにぽいと放られるのだ。
想像した様がおかしくて楽しみで、少女はぽんと丸い包みを叩いた。
(瑠璃/トウジンカグラ)
これは本編後初めての夏を迎える瑠璃
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今上帝にと献上された上等の紗を広げ、その真ん中に畳んだ着物を重ねていく。彼の地は閉ざされていて専ら自給自足、新しいものはその都度近隣まで交換に行くか各地に散らばった里人が持ち帰るかしないと手に入れる機会はないと聞く。着回して継いで接いでゆく着物など言うまでもない。
故に、少女は夏用の着物をいくつか見繕っている。少しぐらいは上背が伸びているかも知れないので丈は詰めていない。恐らく彼の伴侶が手直してくれるだろう。あれはなかなか不器用で、そのくせ世話焼きで、身の回りのことは大抵一人でしてしまう男だと見ている。それも見越して針や糸もいくらか積んでいく。
夏ならばあれも、もうすぐ秋になるならばこれも、彼の地は樹海深くの里だから。踏んだことのない、人伝いに聞き、水鏡で視たことしかない土地を思う。しばらく顔も見ていないあの子を思う。寂しいなどと感じることはなく、ただただ愉快な気持ちでいっぱいだった。少女の気持ちをかたちにして、丸く膨らんだ包みを天辺できゅうと結ぶ。外国の製法を取り入れて、金糸銀糸を織り込んだという紗はすっかりまあるく不格好になっている。まだ絢爛を残す姿もこれから幾日かを掛け、時に雨風に遭いながら彼の地へと運ばれて、きっと辿り着くころにはすっかり擦れて縒れてしまっているのだろう。それだって最後には無造作に開かれて、この布の価値を介さぬようにぽいと放られるのだ。
想像した様がおかしくて楽しみで、少女はぽんと丸い包みを叩いた。
(瑠璃/トウジンカグラ)
これは本編後初めての夏を迎える瑠璃
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挙げていただいた曲今日公開予定のフレッシュさだったし彼の木村良平氏がカバーしたコールボーイのアーティストさんなのでそれはきっともうトウジンカグラっぽいんだろうなあ…!のきもちで夜を待機しています
文披、トウジンカグラは例外として他のは主要人物を満遍なく出すのが目的だったところもありだいたい達成してしまった
今日はすごく何かした気がしたけど全く何もしてなかった。投票しかしてなかった。昨日は寝落ちた
そういう学のない人間なのでコラボカバーにかこつけて1冊持ってたら読む日が来るかも知れないかも知れないかも知れない、そういうことです
有川浩は空の中と海の底が好きだったけど塩の街含めたデビュー初期自衛隊三部作シリーズは塩の街以外ハードカバーとはいえ一般文芸にカウントしていいのか…少なくとも空の中はご近所地元ムーブ、海の底は夏冬…冬夏…の邪な目で見ているぞ…があるので図書館戦争ぐらい読んでないといまいちライトノベルとの境目を掴みきれないのでは?てとこある。明確な境目などたぶんないんだけど
ラブ&ポップはエヴァンゲリオンの制作インタビューで名前が上がってたから読んでまだ記憶に残っている。時代が飛んで湊かなえは抑うつ時代の図書館通い習慣時に告白を読んだけどうーーーーん読むんじゃなかった!ってなった。この時代好んで読んでた一般文芸作品も作者もいたけど誰だったか何だったか思い出せないのでそういうことだと思う。急にカフカの変身を読みたくなって読んでどうして働く社会人になってから読んだんだ…てなった
かもめのジョナサンは小学生の頃同級生の男の子が読んでてそれが賢そうだったから読んだ。内容はたぶんわからなかった。老人と海は祖父宅の本棚にあったから読んだ。そうか、で終わった。無論もちろん感想とは感じたこと全てでそれだけだからそれでいいけど何も受け取ってはいないと感じる。吾輩は猫であるも祖父宅の本棚にあったけど冒頭半ページぐらいでやめた。文章を読めなさ過ぎる
中学高校時代の課題図書とされてたようなものもまともに読んだことない。十五少年漂流記とか遠い海から来たCOOとかは文芸というよりストーリーの面白さを追ってた感じ、その楽しみ方でも無論間違いないんだけど。COOはアニメから入って原作小説を擦り切れるぐらい読んだけど
>2364買っても読まないだろうけどそれでも買うことに商業的意味はあるしそれでもしも読んだなら文学や教養といったものが現代にまた連綿と続いていくのでもちろんそれは有意義だということたぶん。思えば人生においてろくに文学作品だとか名著だとかあるいはいわゆる一般文芸とか呼ばれる本を読んだ記憶がない。ライトノベルで育ちし文盲
安易にコラボカバーの天衣無縫と人間失格とかそんな…そんな買ってないし…先月発売されたはずのコラボカバー青春の逆説・可能性の文学と晩年まであったら死んでたのでなくてよかったなあ(残念だなあ)なんてことはそんな… #版権作品
拾った日をうっかり先に読んだけどまだside-Aまでだから…セーフだから…side-Bは原作BEAST読了までがまんするから… #版権作品
Day19「網戸」 #文披31題 #小咄 #リボ
遠征中は基本的に雑魚寝になる。稀に宿を取ることもあるが行軍の人数にもよっては目立ちすぎるし、金もかかる。そちらの算盤を弾くのは軍師役殿の仕事だ。
その軍師役殿と、今宵も二人きりになっている。雑魚寝でいいと言うのに軍主としての威厳が箔付けがと軍師役殿はいつも喧しい。ならお前も俺と同じ幕にいるのはおかしいだろうと一度指摘してやったことがあるが、激しく後悔した。私が他の皆さんと一緒に寝ても? いいんですかぁ? 甘く間延びする声は己にしかわからない怒気を孕んでいて、まるで迫るように己にのし掛かってきた胸元は無防備に開かれていた。あれほど己の失言を悔いたことはない――いや、似たようなことは何度も繰り返している。
故に今夜も口を噤んでいる。一応、威厳や箔付けとやらに対する配慮なのか、幕の中には蚊帳が吊されていて、己だけがその中で転がっていた。本来は虫除けのはずだが、高貴な人が透かす御簾のようだ。明かりは既に落としているが、軍師役殿は傍らに小さな火を置いて右往左往している。紗越しにその姿が見えた。
威厳箔付けも虫除けも、己には必要ない。ただ父と兄が悪戯に重くした荷物を辛うじて負うているだけで、本当はこんなところ抜け出してしまいたい。大勢の中の一人になって、皆と肩を並べて寝転がって、ただの。
「ダメですよ」不意に声が上がった。
紗の向こうで、軍師役殿がじいっとこちらを見ていた。静かに弾いていた算盤も片付けて、小さな火だけを頼りに立ち尽くしている。その表情はよく見えない。微かな光からは遠く暗く、それも紗が覆い隠している。幼い頃から見続けてきた輪郭が、ほっそりとなよやかに立ち尽くしていることしかわからない。
「テメーはそこにいるんだよ、レイヴ」
滅多に呼ばれることのない己の名前だった。ならば、ああ。蚊帳の中で目を閉じた。今日もまた、己の軍師役殿は、従兄弟は、幼い頃からずっと己のせいで自身を偽り続けている男は、怒っているのだ。
昔絵巻のお姫様みたいだな。囁く声は嘲りを含んでいる。なのに悲しいぐらいに優しいと思ったのは己が既に夢の世界に沈み始めた証左なのかも知れない。紗の向こうの顔は、どうしたって見えなかった。
(レイヴとファリル/風紋記)
閉ざされている。
閉じる
遠征中は基本的に雑魚寝になる。稀に宿を取ることもあるが行軍の人数にもよっては目立ちすぎるし、金もかかる。そちらの算盤を弾くのは軍師役殿の仕事だ。
その軍師役殿と、今宵も二人きりになっている。雑魚寝でいいと言うのに軍主としての威厳が箔付けがと軍師役殿はいつも喧しい。ならお前も俺と同じ幕にいるのはおかしいだろうと一度指摘してやったことがあるが、激しく後悔した。私が他の皆さんと一緒に寝ても? いいんですかぁ? 甘く間延びする声は己にしかわからない怒気を孕んでいて、まるで迫るように己にのし掛かってきた胸元は無防備に開かれていた。あれほど己の失言を悔いたことはない――いや、似たようなことは何度も繰り返している。
故に今夜も口を噤んでいる。一応、威厳や箔付けとやらに対する配慮なのか、幕の中には蚊帳が吊されていて、己だけがその中で転がっていた。本来は虫除けのはずだが、高貴な人が透かす御簾のようだ。明かりは既に落としているが、軍師役殿は傍らに小さな火を置いて右往左往している。紗越しにその姿が見えた。
威厳箔付けも虫除けも、己には必要ない。ただ父と兄が悪戯に重くした荷物を辛うじて負うているだけで、本当はこんなところ抜け出してしまいたい。大勢の中の一人になって、皆と肩を並べて寝転がって、ただの。
「ダメですよ」不意に声が上がった。
紗の向こうで、軍師役殿がじいっとこちらを見ていた。静かに弾いていた算盤も片付けて、小さな火だけを頼りに立ち尽くしている。その表情はよく見えない。微かな光からは遠く暗く、それも紗が覆い隠している。幼い頃から見続けてきた輪郭が、ほっそりとなよやかに立ち尽くしていることしかわからない。
「テメーはそこにいるんだよ、レイヴ」
滅多に呼ばれることのない己の名前だった。ならば、ああ。蚊帳の中で目を閉じた。今日もまた、己の軍師役殿は、従兄弟は、幼い頃からずっと己のせいで自身を偽り続けている男は、怒っているのだ。
昔絵巻のお姫様みたいだな。囁く声は嘲りを含んでいる。なのに悲しいぐらいに優しいと思ったのは己が既に夢の世界に沈み始めた証左なのかも知れない。紗の向こうの顔は、どうしたって見えなかった。
(レイヴとファリル/風紋記)
閉ざされている。
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Day18「交換所」 #文披31題 #小咄 #王女と騎士
貨幣が流通していない訳ではない。しかしながら物と物、あるいは労働力を対価にする方が早いとは早々に思い知った。でなければ話が長くなるか居たたまれなくなる。口が回る方ではなかったから上手く流すこともできないし、立場を笠に着てきっぱりと断ることもできなかった。
以上により、赴任してこの方、村内で貨幣を使った例しがない。それどころか善意の手伝いに物的な礼がついてきて、物事の順序が逆にすらなっている。無論、ならば手伝いをやめるという選択肢もない。
「今日はまた、何があってどうなったんだ、それは」
ならばこそ、無法な村医の驚きと呆れと笑いを混ぜて漉したような声は当然で、そして困ったことに聞き慣れたものだった。
「……わかんない」答えれば今度は笑いだけが返ってきた。「わかんないか」「うん」
そういうことにしておく。頷いた拍子に、白い花弁がいくらか散った。
己の頭には、白い花を編んだ冠が載せられている。のみならず両手にも同じ花が束になって抱えられていた。上半身が花に埋まっているようですらある。腰の悪い老夫婦の畑仕事を手伝っていたら、村を出た息子夫婦に置き去りにされた孫娘とその友人に囲まれ最後はこの有様、とは、村医も薄ら把握しているところだろう。
腕の中の花がいくらか抜き取られた。民間療法に過ぎないが煎じれば薬の真似になる、そう笑いながら囁いている。
不意に、その笑いに反抗心が湧いた。正直なところ花を引き取ってくれるのはありがたい、こんなにたくさんあっても枯らしてしまうだけだから。だがしかし、この花は畑仕事の対価に少女たちから得たものである。ならば形だけでもただでくれてやるのは少しばかり悔しい――惜しいかも知れない。
「お代」受け取る手も塞がっている。ので、幾分か高い位置にある相手へ顔を向けた。後から思えば、この苦笑に拗ねていたのかも知れない。上手くやれず花に埋もれる己を恥じる気持ちを、笑う相手のせいにして覆い隠した。それがいけなかった。
空色の瞳が丸く開かれた。それから細められて、また笑う。拗ねて尖る唇を笑って、目がけてくる。
白い花弁が盛大に散った。二人の間に挟まれてやんわりと潰れて、そんなこと気にも留められない。惜しんだ花が散っていくのに。唇をなぞって撫でた熱に、おつりが要るかも知れない、などと考える自分だから笑われるのだろう。
(ルークとシーレ/王女と騎士)
かわいがられている。
閉じる
貨幣が流通していない訳ではない。しかしながら物と物、あるいは労働力を対価にする方が早いとは早々に思い知った。でなければ話が長くなるか居たたまれなくなる。口が回る方ではなかったから上手く流すこともできないし、立場を笠に着てきっぱりと断ることもできなかった。
以上により、赴任してこの方、村内で貨幣を使った例しがない。それどころか善意の手伝いに物的な礼がついてきて、物事の順序が逆にすらなっている。無論、ならば手伝いをやめるという選択肢もない。
「今日はまた、何があってどうなったんだ、それは」
ならばこそ、無法な村医の驚きと呆れと笑いを混ぜて漉したような声は当然で、そして困ったことに聞き慣れたものだった。
「……わかんない」答えれば今度は笑いだけが返ってきた。「わかんないか」「うん」
そういうことにしておく。頷いた拍子に、白い花弁がいくらか散った。
己の頭には、白い花を編んだ冠が載せられている。のみならず両手にも同じ花が束になって抱えられていた。上半身が花に埋まっているようですらある。腰の悪い老夫婦の畑仕事を手伝っていたら、村を出た息子夫婦に置き去りにされた孫娘とその友人に囲まれ最後はこの有様、とは、村医も薄ら把握しているところだろう。
腕の中の花がいくらか抜き取られた。民間療法に過ぎないが煎じれば薬の真似になる、そう笑いながら囁いている。
不意に、その笑いに反抗心が湧いた。正直なところ花を引き取ってくれるのはありがたい、こんなにたくさんあっても枯らしてしまうだけだから。だがしかし、この花は畑仕事の対価に少女たちから得たものである。ならば形だけでもただでくれてやるのは少しばかり悔しい――惜しいかも知れない。
「お代」受け取る手も塞がっている。ので、幾分か高い位置にある相手へ顔を向けた。後から思えば、この苦笑に拗ねていたのかも知れない。上手くやれず花に埋もれる己を恥じる気持ちを、笑う相手のせいにして覆い隠した。それがいけなかった。
空色の瞳が丸く開かれた。それから細められて、また笑う。拗ねて尖る唇を笑って、目がけてくる。
白い花弁が盛大に散った。二人の間に挟まれてやんわりと潰れて、そんなこと気にも留められない。惜しんだ花が散っていくのに。唇をなぞって撫でた熱に、おつりが要るかも知れない、などと考える自分だから笑われるのだろう。
(ルークとシーレ/王女と騎士)
かわいがられている。
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孤星イベント終わってからアークナイツ始めたのであちこちで孤星に脳を灼かれたみたいな感想を見てそんなにみんなが持て囃すなんてハーンフーンて斜に構えてたのにいざ復刻で読んだらクリステン😭フリストン😭😭ドクター😭😭😭😭フェルディナンド😂😂😂😂てなったし定期的にAd astra聴いて浸っている #版権作品
今日はどちらかと言うとアークナイツに文字を費やしたのが大きい。アークナイツのイベントが開催されると時間を確保しなければいけなくなる。ソシャゲも時間泥棒なのでほとんどやめたけど一番読むのに時間がかかるゲームが残ってしまった。だってストーリーが面白いので… #版権作品
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る
使ってる電子書籍アプリと相性悪いのかも知れないけど商業縦書き明朝体小説を電子書籍で読むのは無理だなってつくづく感じる
レイヴ・アルフォード #リボ #創作HBD
華安暦三七六一年夏初月二十三の日の生まれ。
反政府連合組織「黎明軍」。本編時27歳。
「黎明軍のお母さん」こと炊事担当ファリル・コードウェルの従兄弟。溜め息が多い苦労人。アルフォードさんとファリルさんはデキていると思われているがどうしてそう見えるのか心底信じられない。
亡き父と腹違いの兄の積み重ねた善悪の所業を果たす、あるいは濯ぐために組織を背負う。そのためにファリルが抑圧されていることも重々理解しており、彼の言うことにはどれほど理不尽であっても諾々と受け入れる節がある。
家名の業を背負う意志から周囲に対して自身のことは姓で呼ばせている。
統一戦争時に敵対していた統一政府連合軍軍主ストラルに対して憧れがあり、装い等真似ている。
閉鎖中ページより
「背景がお揃いですね、アルフォードさん♡」「やめろファル…」閉じる
110723
黎明従兄弟の平凡にして非凡な誕生日 #小咄
レイヴとファリル
レイヴ・アルフォードにとって従兄弟であるファリル・コードウェルに起こされる朝は至極日常的である。特に今日のように、黎明のみならず暁国政府を巻き込む案件に関しマガスやヤードと深夜遅くまで話し込んでいた日など、規定事項であるかのようにファリルはレイヴの長屋の鍵を自前の合鍵で開け、全ての窓かけを開け放して陽の光を入れた後に寝具に包まっているレイヴを揺すって声をかける。寝ぼけ眼のレイヴに顔を洗ってくるよう促してから既に作り置いている朝食を椀によそい、顔を洗って戻ってきたレイヴと向かい合って座ってから朝食を食べ始める。ちなみに朝食はファリルの家で食べることになっている。
レイヴがさりげなく茄子の漬物を避けた時を除き、二人は黙々と皿を空にしていく。日常である。極めて平々凡々とした朝の光景である。それが常と違った様相を呈したのは、レイヴが茄子の漬物も含めたすべての皿を空にした後、黙ってファリルが差し出してきた茶を啜っていた時だった。
「ところでアルフォードさん、今年は何が欲しいですか?」
「あ?」
「今日誕生日ですよ。アルフォードさんの」
段々夏らしくなってきたなと思うこの頃、言われてみれば夏初月も二十三の日である。そういえば話し合いの最後に至統に常駐している同志に宛てた手紙に正しく二十三の日としたためたが、それが自分の生まれた日だという自覚はすっぱりなかった。
とはいえ誕生日を忘れるのもそれを指摘されるのも毎年のことで、既にファリルは呆れ顔を浮かべることすらやめていた。レイヴが自分に関して頓着しないことを知っているので尚更である。
「別に物なんてなくてもいいって毎年いってんのに」
「といっても一応体裁というか。私もアルフォードさんから毎年貰ってますし」
体裁だと言い切るあたりがファリルである。といっても幼いころから共に育った従兄弟同士、貰っては返しの繰り返しを続けていればどことなく形骸化の感が否めないのも仕方がなく、現にレイヴ自身もファリルの誕生日の贈りものは祝いの気持ちはともかく惰性で続けているところがあった。
去年の自分の誕生日には確か上等の筆と硯を揃いで貰ったし、今年のファリルの誕生日には前々からファリルが欲しがっていた兵法書を贈った。どうもお互いに色気がないというか実用的なものばかり贈り合っているなあと思いながら、レイヴはファリルの淹れた茶を一口啜った。
取り立てて欲しいものも思いつかず、贈り合う物は色気に欠ける。レイヴを見返すファリルは返答を得るまで退かないことも分かっている。レイヴがふと思いついて口にした答えはそんな状況に押し出されてのものだった。
「ファリル、今日暇か」
「これといった用事はないですけど」
「じゃあ、お前の今日一日」
丸く開いた目をぱちぱちと瞬かせ、ファリルはレイヴを見返す。
湯呑を机に置いてレイヴは更に付け足した。
「素のお前で、今日一日。俺に付き合え」
「……って、なあ」
「……なんだ」
並んで歩く従兄弟の声。その居心地の悪さにレイヴは視線だけを向けて答える。
ファリルはいつも高く結い上げている髪を緩く編んで背中に垂らしている。着ているものも普段よく身に纏う淡く明るい華安服ではなく、落ち着いた藍色で染められた東でよく着られる着流しだった。常のファリルならばまず自ら装うことはない姿で、レイヴでなければ一見してファリルだとは思わないかも知れない。
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