No.2333, No.2332, No.2331, No.2330, No.2329, No.2328, No.2327[7件]
プレモルって青と金で概念☔🌾なのでは?
月の後半に入りしかも夏休みになってくると逆に書類が減っていくのでウヒョーなんかやらないかんことある気がするけど急いではないはずなのでもう帰るぜ!定時だぜ!!明るいぜ!!!!のきもちでプレモル買って帰ってきたけどよく考えたら明るい中定時退勤というだけで週頭から歓喜してビール買って帰ってるの異常ではないか?定時退勤は普通のことでは??と気づいてしまった🍻
有志がpixiv百科事典を充実させてるパターンとかも結構ドボンする要因だよなって #版権作品
凄まじい勢いで原作と小説とアニメの該当回まで履修したからやめよう。2期のアタマ4話過去話に使う上そこの回の最後のサブタイトルで作品名回収するなんてことある??ビックリしちゃうな… #版権作品
鈍く鋼が鳴る。微かに火花すら散る。刹那の花も得物の唸りと風切り音に消え失せる。
距離を取る。棍を正中に構え直す。型を取るのは基本だが、切っ先の向こうで相対する人は無造作に突っ立っている。磨か抜かれた寵姫のような黄金の髪は無造作に、砂と一緒に風と靡く。腰に巻かれたほつれた肩布がばさばさとはためいて、手足もただその場に突っ立っている。二点、右手が長尺の鉄扇をこちらに突きつけて、天穹の頂点より尚遠い碧眼が静かにこちらを見つめている。
それだけで動けない。額に滲んだ汗が、雫になって垂れ流れていく。乾いた風が幾度か二人の間を通り抜けて、そして最後にふっと止んだ。心底、呆れた、という笑いと共に。
「――止めだよ、止め。理由はわかるかな、ティル」
「……はい」
ど、と。雫になって流れた汗が、それでは足りずに噴き出していく。水分がそこに全部持っていかれたかのように口の中が乾いている。少し気を抜けば尻から座り込みそうで、ただ棍を構え続けることで耐えた。
少年の姿勢に、麗人はまた笑った。先ほどよりも柔らかい微笑だった。相変わらず瞳の碧は遠かった。
「それはよかった。わからないほど勘が悪いようなら、これから先君に付き合うことはないだろうからね」
歌うように告げながら、靡く金の髪を押さえる。鉄扇は閉じて腰帯に仕舞われ、つまり稽古の時間は終わりだと告げている。
あの黙して相対する間、この人の頭の中で自分は何度打ち倒されたのだろうか。少なくとも何一つ抵抗できなかったことだけは少年にもわかった。実際、身動ぎすらも叶わなかった。
踵を返す背中を前に、ようやっと棍を下げる。乾いた口の中を舌でなぞる。
あの人を前にして、何もできない。全てを見透かされているとすら思う。腹の底で静かに飼い慣らしている遠くの意図すら。そのときが来ても何もできないのではないかと。この怯えも丸ごと全部、研ぎ澄まさなければいけない。せめてあのつまらなさそうに去りゆく背に一突きを見舞う、そんな夢想ができる程度には。
(ティルとカイ/風紋記)
手を合わせるまでもなく脳内で一方的にボコられるけど心の内には小さな獣を飼っている
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