2025年7月 この範囲を時系列順で読む この範囲をファイルに出力する
>2385このルークの理論見たことあるなと思ったけど真宮鷹臣も天ノ端氷雨も同じじゃん自身の価値を相手に見出し過ぎる攻めたち #王女と騎士 #翼角 #トウジンカグラ
文披を進めるとわかる!🥼⛓! #王女と騎士
おっっっっっっっっっっっっっっっっっっさな!!ビックリする⛓に。
ここを書いていたのは10年よりずっと前とか7年とか前なので今ちょっとちょっと書くことで彼らを探っている。
自分の中に如何に言葉や音について自然会話的に台詞を書き起こすかというところがあるので、Day18で⛓が「わからない」ことを返答する際にこの相手で、ここまでの状況があって、現在の心境でどう答えるか筆を運ぶと「わからない」じゃなくて「わかんない」って答えたので18歳の男性が「わかんない」か~~~~!?!?その世界では成人していて村内では別格の上位の立場になるのに!?!?ってなった。Day15の撫でられ褒められ待ちもそうだが。撫でられ褒められ待ちについては自分を肯定していいと他人から認められることにずっとずっと餓えているのでそうなるんですねDay3で幼少期に初めて己が何よりも信じられない存在で周囲に疎まれ怯えられる化け物なのかも知れないだから親に捨てられたのかも知れないと気づいてしまってずっと生きているので。不信で制御不能の無意識に人を殺す化け物かも知れないのでいざとなったら拘束も殺しもしてもらえる王国軍に引き取られたので(才能を見出されたのは建前もしくは人知れず誰かを殺せるという才能!)
対して🥼は⛓と出会うまでは白けて霞んだ昼の空みたいな感覚で生きてたのに肩書きと立場にあまりにも似合わない実態の生きものに初めて遭遇してしまい(彼はまた建前と駆け引きと打算のテーブルに望んでもないのに着くことが日常だったので)己のペースを乱されたままあんまり思考を通さない脊髄反射みたいな対応をしてしまい彼の輪郭だった虚ろにガッポリハマってしまったんですね。「自分だけのものがない」彼にとっては自分だけが見出して自分の反応に素直に応える生きものはあまりに愛おしく見えたと思うのでね…
糸冬閉じる
おっっっっっっっっっっっっっっっっっっさな!!ビックリする⛓に。
ここを書いていたのは10年よりずっと前とか7年とか前なので今ちょっとちょっと書くことで彼らを探っている。
自分の中に如何に言葉や音について自然会話的に台詞を書き起こすかというところがあるので、Day18で⛓が「わからない」ことを返答する際にこの相手で、ここまでの状況があって、現在の心境でどう答えるか筆を運ぶと「わからない」じゃなくて「わかんない」って答えたので18歳の男性が「わかんない」か~~~~!?!?その世界では成人していて村内では別格の上位の立場になるのに!?!?ってなった。Day15の撫でられ褒められ待ちもそうだが。撫でられ褒められ待ちについては自分を肯定していいと他人から認められることにずっとずっと餓えているのでそうなるんですねDay3で幼少期に初めて己が何よりも信じられない存在で周囲に疎まれ怯えられる化け物なのかも知れないだから親に捨てられたのかも知れないと気づいてしまってずっと生きているので。不信で制御不能の無意識に人を殺す化け物かも知れないのでいざとなったら拘束も殺しもしてもらえる王国軍に引き取られたので(才能を見出されたのは建前もしくは人知れず誰かを殺せるという才能!)
対して🥼は⛓と出会うまでは白けて霞んだ昼の空みたいな感覚で生きてたのに肩書きと立場にあまりにも似合わない実態の生きものに初めて遭遇してしまい(彼はまた建前と駆け引きと打算のテーブルに望んでもないのに着くことが日常だったので)己のペースを乱されたままあんまり思考を通さない脊髄反射みたいな対応をしてしまい彼の輪郭だった虚ろにガッポリハマってしまったんですね。「自分だけのものがない」彼にとっては自分だけが見出して自分の反応に素直に応える生きものはあまりに愛おしく見えたと思うのでね…
糸冬閉じる
その話題の落差はたぶんよくないですね…
アッしまった今日は年に1回思い出してウキウキする0721の日だ
もう二度と会えない相手の墓参りしてるシーンてヘキじゃない?? #版権作品
>2323 #版権作品
わたしが何にドボーン!ウワー!したか興味のある方がいるとは思えないけどここまで見てわかるように文豪ストレイドッグス閉じるのことでしかしここまで素直に名前を出さなかったのは歴史オタク弁えるべしの特にルドルフ4世あたりで培われた鋼の精神が歴史上実在した人物の名前(と作品名)丸ごと使ってる作品についてネチョネチョした妄想して名前挙げるのはどうなんですかァ!!!!っていう血の滲むような叫びと恥じらいでウワアアアアしているから…だってメディアと作品の履修を進めれば進めるほど織田作と太宰…オタクに都合の良い妄想…過ぎでは…????てなる…コミカライズDEAD APPLEの電子書籍サンプルだけでウワー!したしやっと届いたサントラのScarlet Skyの公式和訳にウワー!した毎日新鮮な驚きがあるリアルタイムで履修していなくてよかったなんかファン層の若さも感じてびびるし
いや…姪が所持していたので年齢層については当然なのですが…黒の時代が綺麗にすっぽ抜けてたので姪の興味はそこにはないらしい逆にほっとしますね閉じる
わたしが何にドボーン!ウワー!したか興味のある方がいるとは思えないけどここまで見てわかるように文豪ストレイドッグス閉じるのことでしかしここまで素直に名前を出さなかったのは歴史オタク弁えるべしの特にルドルフ4世あたりで培われた鋼の精神が歴史上実在した人物の名前(と作品名)丸ごと使ってる作品についてネチョネチョした妄想して名前挙げるのはどうなんですかァ!!!!っていう血の滲むような叫びと恥じらいでウワアアアアしているから…だってメディアと作品の履修を進めれば進めるほど織田作と太宰…オタクに都合の良い妄想…過ぎでは…????てなる…コミカライズDEAD APPLEの電子書籍サンプルだけでウワー!したしやっと届いたサントラのScarlet Skyの公式和訳にウワー!した毎日新鮮な驚きがあるリアルタイムで履修していなくてよかったなんかファン層の若さも感じてびびるし
いや…姪が所持していたので年齢層については当然なのですが…黒の時代が綺麗にすっぽ抜けてたので姪の興味はそこにはないらしい逆にほっとしますね閉じる
Day21「海水浴」 #文披31題 #小咄 #翼角
足裏をうぞうぞと砂が流れていく。少しずつ今立つ場所が形を変えていく。足首には温く波が絡みついては解けて、その感覚に少しばかり感嘆した。
「大和、早く!」大和の未知の体験など一顧だにしない声が呼ぶ。「遊ぼう!」
既に膝まで海に浸って、このみが笑っている。ふわりと風を孕むパーカーを羽織っているが水着の下の太腿は剥き出しでその白さが眩しい。それよりもずっと、大和を呼ぶ笑顔が雫を散らして煌めいている。その隣にはビーチボールを掲げた京介もいて、このみと共に大和を待っている。来年になったら受験生だ、遊べる夏休みはこれが最後だと気づいて大騒ぎをしていた二人は、今日という計画の日を実に満喫していた。
流れて絡んで引き込む海を振り切って一歩。この海が彼の冬には歌って人間を引きずり込もうとしていたなど、あの二人は知らないし、信じないだろう。この場では大和ともう一人だけが知っている。
もう一歩を踏み出しながら背後を振り返る。柄にもなく同行した彼はここまで沈黙を貫いていて、きっと海で遊ぶことに興味などないのだろう、と思う。ただ大和が来たからついてきたのであって。
それでも、大和の大事な友人たちと共に、この夏の一日に興じてくれたなら。行こうと告げた声は我ながら軽やかで、差し出した手はきっと浮かれていた。その手が握り返された瞬間に、真夏の太陽が一層眩しく輝いたようで目を細める。
(大和と誰かとこのみと京介/翼角高校奇譚)
翼角はマルチエンディング方式なので手を指しだした先にいるのは鷹臣かナナキか無道だしどいつもこいつも海で遊ぶの柄じゃない。
このみちゃんは幼馴染、京介は2年連続クラスメイトで同じ寮生。
閉じる
足裏をうぞうぞと砂が流れていく。少しずつ今立つ場所が形を変えていく。足首には温く波が絡みついては解けて、その感覚に少しばかり感嘆した。
「大和、早く!」大和の未知の体験など一顧だにしない声が呼ぶ。「遊ぼう!」
既に膝まで海に浸って、このみが笑っている。ふわりと風を孕むパーカーを羽織っているが水着の下の太腿は剥き出しでその白さが眩しい。それよりもずっと、大和を呼ぶ笑顔が雫を散らして煌めいている。その隣にはビーチボールを掲げた京介もいて、このみと共に大和を待っている。来年になったら受験生だ、遊べる夏休みはこれが最後だと気づいて大騒ぎをしていた二人は、今日という計画の日を実に満喫していた。
流れて絡んで引き込む海を振り切って一歩。この海が彼の冬には歌って人間を引きずり込もうとしていたなど、あの二人は知らないし、信じないだろう。この場では大和ともう一人だけが知っている。
もう一歩を踏み出しながら背後を振り返る。柄にもなく同行した彼はここまで沈黙を貫いていて、きっと海で遊ぶことに興味などないのだろう、と思う。ただ大和が来たからついてきたのであって。
それでも、大和の大事な友人たちと共に、この夏の一日に興じてくれたなら。行こうと告げた声は我ながら軽やかで、差し出した手はきっと浮かれていた。その手が握り返された瞬間に、真夏の太陽が一層眩しく輝いたようで目を細める。
(大和と誰かとこのみと京介/翼角高校奇譚)
翼角はマルチエンディング方式なので手を指しだした先にいるのは鷹臣かナナキか無道だしどいつもこいつも海で遊ぶの柄じゃない。
このみちゃんは幼馴染、京介は2年連続クラスメイトで同じ寮生。
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Day20「包み紙」 #文披31題 #小咄 #トウジンカグラ
今上帝にと献上された上等の紗を広げ、その真ん中に畳んだ着物を重ねていく。彼の地は閉ざされていて専ら自給自足、新しいものはその都度近隣まで交換に行くか各地に散らばった里人が持ち帰るかしないと手に入れる機会はないと聞く。着回して継いで接いでゆく着物など言うまでもない。
故に、少女は夏用の着物をいくつか見繕っている。少しぐらいは上背が伸びているかも知れないので丈は詰めていない。恐らく彼の伴侶が手直してくれるだろう。あれはなかなか不器用で、そのくせ世話焼きで、身の回りのことは大抵一人でしてしまう男だと見ている。それも見越して針や糸もいくらか積んでいく。
夏ならばあれも、もうすぐ秋になるならばこれも、彼の地は樹海深くの里だから。踏んだことのない、人伝いに聞き、水鏡で視たことしかない土地を思う。しばらく顔も見ていないあの子を思う。寂しいなどと感じることはなく、ただただ愉快な気持ちでいっぱいだった。少女の気持ちをかたちにして、丸く膨らんだ包みを天辺できゅうと結ぶ。外国の製法を取り入れて、金糸銀糸を織り込んだという紗はすっかりまあるく不格好になっている。まだ絢爛を残す姿もこれから幾日かを掛け、時に雨風に遭いながら彼の地へと運ばれて、きっと辿り着くころにはすっかり擦れて縒れてしまっているのだろう。それだって最後には無造作に開かれて、この布の価値を介さぬようにぽいと放られるのだ。
想像した様がおかしくて楽しみで、少女はぽんと丸い包みを叩いた。
(瑠璃/トウジンカグラ)
これは本編後初めての夏を迎える瑠璃
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今上帝にと献上された上等の紗を広げ、その真ん中に畳んだ着物を重ねていく。彼の地は閉ざされていて専ら自給自足、新しいものはその都度近隣まで交換に行くか各地に散らばった里人が持ち帰るかしないと手に入れる機会はないと聞く。着回して継いで接いでゆく着物など言うまでもない。
故に、少女は夏用の着物をいくつか見繕っている。少しぐらいは上背が伸びているかも知れないので丈は詰めていない。恐らく彼の伴侶が手直してくれるだろう。あれはなかなか不器用で、そのくせ世話焼きで、身の回りのことは大抵一人でしてしまう男だと見ている。それも見越して針や糸もいくらか積んでいく。
夏ならばあれも、もうすぐ秋になるならばこれも、彼の地は樹海深くの里だから。踏んだことのない、人伝いに聞き、水鏡で視たことしかない土地を思う。しばらく顔も見ていないあの子を思う。寂しいなどと感じることはなく、ただただ愉快な気持ちでいっぱいだった。少女の気持ちをかたちにして、丸く膨らんだ包みを天辺できゅうと結ぶ。外国の製法を取り入れて、金糸銀糸を織り込んだという紗はすっかりまあるく不格好になっている。まだ絢爛を残す姿もこれから幾日かを掛け、時に雨風に遭いながら彼の地へと運ばれて、きっと辿り着くころにはすっかり擦れて縒れてしまっているのだろう。それだって最後には無造作に開かれて、この布の価値を介さぬようにぽいと放られるのだ。
想像した様がおかしくて楽しみで、少女はぽんと丸い包みを叩いた。
(瑠璃/トウジンカグラ)
これは本編後初めての夏を迎える瑠璃
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挙げていただいた曲今日公開予定のフレッシュさだったし彼の木村良平氏がカバーしたコールボーイのアーティストさんなのでそれはきっともうトウジンカグラっぽいんだろうなあ…!のきもちで夜を待機しています
文披、トウジンカグラは例外として他のは主要人物を満遍なく出すのが目的だったところもありだいたい達成してしまった
今日はすごく何かした気がしたけど全く何もしてなかった。投票しかしてなかった。昨日は寝落ちた
そういう学のない人間なのでコラボカバーにかこつけて1冊持ってたら読む日が来るかも知れないかも知れないかも知れない、そういうことです
有川浩は空の中と海の底が好きだったけど塩の街含めたデビュー初期自衛隊三部作シリーズは塩の街以外ハードカバーとはいえ一般文芸にカウントしていいのか…少なくとも空の中はご近所地元ムーブ、海の底は夏冬…冬夏…の邪な目で見ているぞ…があるので図書館戦争ぐらい読んでないといまいちライトノベルとの境目を掴みきれないのでは?てとこある。明確な境目などたぶんないんだけど
ラブ&ポップはエヴァンゲリオンの制作インタビューで名前が上がってたから読んでまだ記憶に残っている。時代が飛んで湊かなえは抑うつ時代の図書館通い習慣時に告白を読んだけどうーーーーん読むんじゃなかった!ってなった。この時代好んで読んでた一般文芸作品も作者もいたけど誰だったか何だったか思い出せないのでそういうことだと思う。急にカフカの変身を読みたくなって読んでどうして働く社会人になってから読んだんだ…てなった
かもめのジョナサンは小学生の頃同級生の男の子が読んでてそれが賢そうだったから読んだ。内容はたぶんわからなかった。老人と海は祖父宅の本棚にあったから読んだ。そうか、で終わった。無論もちろん感想とは感じたこと全てでそれだけだからそれでいいけど何も受け取ってはいないと感じる。吾輩は猫であるも祖父宅の本棚にあったけど冒頭半ページぐらいでやめた。文章を読めなさ過ぎる
中学高校時代の課題図書とされてたようなものもまともに読んだことない。十五少年漂流記とか遠い海から来たCOOとかは文芸というよりストーリーの面白さを追ってた感じ、その楽しみ方でも無論間違いないんだけど。COOはアニメから入って原作小説を擦り切れるぐらい読んだけど
>2364買っても読まないだろうけどそれでも買うことに商業的意味はあるしそれでもしも読んだなら文学や教養といったものが現代にまた連綿と続いていくのでもちろんそれは有意義だということたぶん。思えば人生においてろくに文学作品だとか名著だとかあるいはいわゆる一般文芸とか呼ばれる本を読んだ記憶がない。ライトノベルで育ちし文盲
安易にコラボカバーの天衣無縫と人間失格とかそんな…そんな買ってないし…先月発売されたはずのコラボカバー青春の逆説・可能性の文学と晩年まであったら死んでたのでなくてよかったなあ(残念だなあ)なんてことはそんな… #版権作品
拾った日をうっかり先に読んだけどまだside-Aまでだから…セーフだから…side-Bは原作BEAST読了までがまんするから… #版権作品
Day19「網戸」 #文披31題 #小咄 #リボ
遠征中は基本的に雑魚寝になる。稀に宿を取ることもあるが行軍の人数にもよっては目立ちすぎるし、金もかかる。そちらの算盤を弾くのは軍師役殿の仕事だ。
その軍師役殿と、今宵も二人きりになっている。雑魚寝でいいと言うのに軍主としての威厳が箔付けがと軍師役殿はいつも喧しい。ならお前も俺と同じ幕にいるのはおかしいだろうと一度指摘してやったことがあるが、激しく後悔した。私が他の皆さんと一緒に寝ても? いいんですかぁ? 甘く間延びする声は己にしかわからない怒気を孕んでいて、まるで迫るように己にのし掛かってきた胸元は無防備に開かれていた。あれほど己の失言を悔いたことはない――いや、似たようなことは何度も繰り返している。
故に今夜も口を噤んでいる。一応、威厳や箔付けとやらに対する配慮なのか、幕の中には蚊帳が吊されていて、己だけがその中で転がっていた。本来は虫除けのはずだが、高貴な人が透かす御簾のようだ。明かりは既に落としているが、軍師役殿は傍らに小さな火を置いて右往左往している。紗越しにその姿が見えた。
威厳箔付けも虫除けも、己には必要ない。ただ父と兄が悪戯に重くした荷物を辛うじて負うているだけで、本当はこんなところ抜け出してしまいたい。大勢の中の一人になって、皆と肩を並べて寝転がって、ただの。
「ダメですよ」不意に声が上がった。
紗の向こうで、軍師役殿がじいっとこちらを見ていた。静かに弾いていた算盤も片付けて、小さな火だけを頼りに立ち尽くしている。その表情はよく見えない。微かな光からは遠く暗く、それも紗が覆い隠している。幼い頃から見続けてきた輪郭が、ほっそりとなよやかに立ち尽くしていることしかわからない。
「テメーはそこにいるんだよ、レイヴ」
滅多に呼ばれることのない己の名前だった。ならば、ああ。蚊帳の中で目を閉じた。今日もまた、己の軍師役殿は、従兄弟は、幼い頃からずっと己のせいで自身を偽り続けている男は、怒っているのだ。
昔絵巻のお姫様みたいだな。囁く声は嘲りを含んでいる。なのに悲しいぐらいに優しいと思ったのは己が既に夢の世界に沈み始めた証左なのかも知れない。紗の向こうの顔は、どうしたって見えなかった。
(レイヴとファリル/風紋記)
閉ざされている。
閉じる
遠征中は基本的に雑魚寝になる。稀に宿を取ることもあるが行軍の人数にもよっては目立ちすぎるし、金もかかる。そちらの算盤を弾くのは軍師役殿の仕事だ。
その軍師役殿と、今宵も二人きりになっている。雑魚寝でいいと言うのに軍主としての威厳が箔付けがと軍師役殿はいつも喧しい。ならお前も俺と同じ幕にいるのはおかしいだろうと一度指摘してやったことがあるが、激しく後悔した。私が他の皆さんと一緒に寝ても? いいんですかぁ? 甘く間延びする声は己にしかわからない怒気を孕んでいて、まるで迫るように己にのし掛かってきた胸元は無防備に開かれていた。あれほど己の失言を悔いたことはない――いや、似たようなことは何度も繰り返している。
故に今夜も口を噤んでいる。一応、威厳や箔付けとやらに対する配慮なのか、幕の中には蚊帳が吊されていて、己だけがその中で転がっていた。本来は虫除けのはずだが、高貴な人が透かす御簾のようだ。明かりは既に落としているが、軍師役殿は傍らに小さな火を置いて右往左往している。紗越しにその姿が見えた。
威厳箔付けも虫除けも、己には必要ない。ただ父と兄が悪戯に重くした荷物を辛うじて負うているだけで、本当はこんなところ抜け出してしまいたい。大勢の中の一人になって、皆と肩を並べて寝転がって、ただの。
「ダメですよ」不意に声が上がった。
紗の向こうで、軍師役殿がじいっとこちらを見ていた。静かに弾いていた算盤も片付けて、小さな火だけを頼りに立ち尽くしている。その表情はよく見えない。微かな光からは遠く暗く、それも紗が覆い隠している。幼い頃から見続けてきた輪郭が、ほっそりとなよやかに立ち尽くしていることしかわからない。
「テメーはそこにいるんだよ、レイヴ」
滅多に呼ばれることのない己の名前だった。ならば、ああ。蚊帳の中で目を閉じた。今日もまた、己の軍師役殿は、従兄弟は、幼い頃からずっと己のせいで自身を偽り続けている男は、怒っているのだ。
昔絵巻のお姫様みたいだな。囁く声は嘲りを含んでいる。なのに悲しいぐらいに優しいと思ったのは己が既に夢の世界に沈み始めた証左なのかも知れない。紗の向こうの顔は、どうしたって見えなかった。
(レイヴとファリル/風紋記)
閉ざされている。
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Day18「交換所」 #文披31題 #小咄 #王女と騎士
貨幣が流通していない訳ではない。しかしながら物と物、あるいは労働力を対価にする方が早いとは早々に思い知った。でなければ話が長くなるか居たたまれなくなる。口が回る方ではなかったから上手く流すこともできないし、立場を笠に着てきっぱりと断ることもできなかった。
以上により、赴任してこの方、村内で貨幣を使った例しがない。それどころか善意の手伝いに物的な礼がついてきて、物事の順序が逆にすらなっている。無論、ならば手伝いをやめるという選択肢もない。
「今日はまた、何があってどうなったんだ、それは」
ならばこそ、無法な村医の驚きと呆れと笑いを混ぜて漉したような声は当然で、そして困ったことに聞き慣れたものだった。
「……わかんない」答えれば今度は笑いだけが返ってきた。「わかんないか」「うん」
そういうことにしておく。頷いた拍子に、白い花弁がいくらか散った。
己の頭には、白い花を編んだ冠が載せられている。のみならず両手にも同じ花が束になって抱えられていた。上半身が花に埋まっているようですらある。腰の悪い老夫婦の畑仕事を手伝っていたら、村を出た息子夫婦に置き去りにされた孫娘とその友人に囲まれ最後はこの有様、とは、村医も薄ら把握しているところだろう。
腕の中の花がいくらか抜き取られた。民間療法に過ぎないが煎じれば薬の真似になる、そう笑いながら囁いている。
不意に、その笑いに反抗心が湧いた。正直なところ花を引き取ってくれるのはありがたい、こんなにたくさんあっても枯らしてしまうだけだから。だがしかし、この花は畑仕事の対価に少女たちから得たものである。ならば形だけでもただでくれてやるのは少しばかり悔しい――惜しいかも知れない。
「お代」受け取る手も塞がっている。ので、幾分か高い位置にある相手へ顔を向けた。後から思えば、この苦笑に拗ねていたのかも知れない。上手くやれず花に埋もれる己を恥じる気持ちを、笑う相手のせいにして覆い隠した。それがいけなかった。
空色の瞳が丸く開かれた。それから細められて、また笑う。拗ねて尖る唇を笑って、目がけてくる。
白い花弁が盛大に散った。二人の間に挟まれてやんわりと潰れて、そんなこと気にも留められない。惜しんだ花が散っていくのに。唇をなぞって撫でた熱に、おつりが要るかも知れない、などと考える自分だから笑われるのだろう。
(ルークとシーレ/王女と騎士)
かわいがられている。
閉じる
貨幣が流通していない訳ではない。しかしながら物と物、あるいは労働力を対価にする方が早いとは早々に思い知った。でなければ話が長くなるか居たたまれなくなる。口が回る方ではなかったから上手く流すこともできないし、立場を笠に着てきっぱりと断ることもできなかった。
以上により、赴任してこの方、村内で貨幣を使った例しがない。それどころか善意の手伝いに物的な礼がついてきて、物事の順序が逆にすらなっている。無論、ならば手伝いをやめるという選択肢もない。
「今日はまた、何があってどうなったんだ、それは」
ならばこそ、無法な村医の驚きと呆れと笑いを混ぜて漉したような声は当然で、そして困ったことに聞き慣れたものだった。
「……わかんない」答えれば今度は笑いだけが返ってきた。「わかんないか」「うん」
そういうことにしておく。頷いた拍子に、白い花弁がいくらか散った。
己の頭には、白い花を編んだ冠が載せられている。のみならず両手にも同じ花が束になって抱えられていた。上半身が花に埋まっているようですらある。腰の悪い老夫婦の畑仕事を手伝っていたら、村を出た息子夫婦に置き去りにされた孫娘とその友人に囲まれ最後はこの有様、とは、村医も薄ら把握しているところだろう。
腕の中の花がいくらか抜き取られた。民間療法に過ぎないが煎じれば薬の真似になる、そう笑いながら囁いている。
不意に、その笑いに反抗心が湧いた。正直なところ花を引き取ってくれるのはありがたい、こんなにたくさんあっても枯らしてしまうだけだから。だがしかし、この花は畑仕事の対価に少女たちから得たものである。ならば形だけでもただでくれてやるのは少しばかり悔しい――惜しいかも知れない。
「お代」受け取る手も塞がっている。ので、幾分か高い位置にある相手へ顔を向けた。後から思えば、この苦笑に拗ねていたのかも知れない。上手くやれず花に埋もれる己を恥じる気持ちを、笑う相手のせいにして覆い隠した。それがいけなかった。
空色の瞳が丸く開かれた。それから細められて、また笑う。拗ねて尖る唇を笑って、目がけてくる。
白い花弁が盛大に散った。二人の間に挟まれてやんわりと潰れて、そんなこと気にも留められない。惜しんだ花が散っていくのに。唇をなぞって撫でた熱に、おつりが要るかも知れない、などと考える自分だから笑われるのだろう。
(ルークとシーレ/王女と騎士)
かわいがられている。
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孤星イベント終わってからアークナイツ始めたのであちこちで孤星に脳を灼かれたみたいな感想を見てそんなにみんなが持て囃すなんてハーンフーンて斜に構えてたのにいざ復刻で読んだらクリステン😭フリストン😭😭ドクター😭😭😭😭フェルディナンド😂😂😂😂てなったし定期的にAd astra聴いて浸っている #版権作品
今日はどちらかと言うとアークナイツに文字を費やしたのが大きい。アークナイツのイベントが開催されると時間を確保しなければいけなくなる。ソシャゲも時間泥棒なのでほとんどやめたけど一番読むのに時間がかかるゲームが残ってしまった。だってストーリーが面白いので… #版権作品
(ツイート埋め込み処理中...)Twitterで見る
使ってる電子書籍アプリと相性悪いのかも知れないけど商業縦書き明朝体小説を電子書籍で読むのは無理だなってつくづく感じる
でもあんまり踏み込み過ぎて解釈を深めようと思うと十五歳とかSTORM BRINGERまで走って中…まで言い始める予感がするからイヤだこれ以上好きなものを増やすと追いかけるのがたいへんなので新しいものにどハマりしたくない #版権作品
(「わたしはなけなしのボーナスを得たのにパーッとお金を使うあてもない社畜の狂人なので既に週頭の時点で2期とDEADAPPLEのサントラを購入しました」の札を首から下げる図) #版権作品
アニメの時期が今更わからんのだけどBEASTは本来DEAD APPLEの入場特典190ページ小説なので、ということは小説黒の時代とアニメ黒の時代までは履修したからBEASTより先にDEAD APPLE攻めてもよくない??しかし本当に時期がわからんけどアニメ2期までは履修しておきたい…いやDEAD APPLEドスくんおるぽいから3期か4期まで行くべきなのか…?? #版権作品
うおおおBEAST原作読むぞ読むぞしたけど読みながら寝落ちしたので栞開いたらここ…絶対読んでませんね…で戻り、無益 #版権作品
休日、ひたすら寝て終わった