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レイヴ・アルフォード #リボ
華安暦三七六一年夏初月二十三の日の生まれ。
反政府連合組織「黎明軍」。本編時27歳。
「黎明軍のお母さん」こと炊事担当ファリル・コードウェルの従兄弟。溜め息が多い苦労人。アルフォードさんとファリルさんはデキていると思われているがどうしてそう見えるのか心底信じられない。
亡き父と腹違いの兄の積み重ねた善悪の所業を果たす、あるいは濯ぐために組織を背負う。そのためにファリルが抑圧されていることも重々理解しており、彼の言うことにはどれほど理不尽であっても諾々と受け入れる節がある。
家名の業を背負う意志から周囲に対して自身のことは姓で呼ばせている。
統一戦争時に敵対していた統一政府連合軍軍主ストラルに対して憧れがあり、装い等真似ている。

閉鎖中ページより統一戦争時の黎明軍軍主・ガルダ=アルフォードの弟。当時戦場で会ったストラルに尊敬の念を抱いている。服の着こなしなどからものぐさに見られがち。ちなみにファリルの尻に敷かれている。
 ○関連のある人物○
 →ファリル…従兄弟にして黎明軍軍師。
 →ストラル…かつて戦場で会った英雄。
 →ヤード…レイヴとファリルに懐いている暁国軍准主。
 →マガス…暁国政府代表。
 →ガルダ…前黎明軍軍主であり腹違いの兄。

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「背景がお揃いですね、アルフォードさん♡」「やめろファル…」閉じる


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黎明従兄弟の平凡にして非凡な誕生日 #小咄

レイヴとファリル

 レイヴ・アルフォードにとって従兄弟であるファリル・コードウェルに起こされる朝は至極日常的である。特に今日のように、黎明のみならず暁国政府を巻き込む案件に関しマガスやヤードと深夜遅くまで話し込んでいた日など、規定事項であるかのようにファリルはレイヴの長屋の鍵を自前の合鍵で開け、全ての窓かけを開け放して陽の光を入れた後に寝具に包まっているレイヴを揺すって声をかける。寝ぼけ眼のレイヴに顔を洗ってくるよう促してから既に作り置いている朝食を椀によそい、顔を洗って戻ってきたレイヴと向かい合って座ってから朝食を食べ始める。ちなみに朝食はファリルの家で食べることになっている。
 レイヴがさりげなく茄子の漬物を避けた時を除き、二人は黙々と皿を空にしていく。日常である。極めて平々凡々とした朝の光景である。それが常と違った様相を呈したのは、レイヴが茄子の漬物も含めたすべての皿を空にした後、黙ってファリルが差し出してきた茶を啜っていた時だった。
「ところでアルフォードさん、今年は何が欲しいですか?」
「あ?」
「今日誕生日ですよ。アルフォードさんの」
 段々夏らしくなってきたなと思うこの頃、言われてみれば夏初月も二十三の日である。そういえば話し合いの最後に至統に常駐している同志に宛てた手紙に正しく二十三の日としたためたが、それが自分の生まれた日だという自覚はすっぱりなかった。
 とはいえ誕生日を忘れるのもそれを指摘されるのも毎年のことで、既にファリルは呆れ顔を浮かべることすらやめていた。レイヴが自分に関して頓着しないことを知っているので尚更である。
「別に物なんてなくてもいいって毎年いってんのに」
「といっても一応体裁というか。私もアルフォードさんから毎年貰ってますし」
 体裁だと言い切るあたりがファリルである。といっても幼いころから共に育った従兄弟同士、貰っては返しの繰り返しを続けていればどことなく形骸化の感が否めないのも仕方がなく、現にレイヴ自身もファリルの誕生日の贈りものは祝いの気持ちはともかく惰性で続けているところがあった。
 去年の自分の誕生日には確か上等の筆と硯を揃いで貰ったし、今年のファリルの誕生日には前々からファリルが欲しがっていた兵法書を贈った。どうもお互いに色気がないというか実用的なものばかり贈り合っているなあと思いながら、レイヴはファリルの淹れた茶を一口啜った。
 取り立てて欲しいものも思いつかず、贈り合う物は色気に欠ける。レイヴを見返すファリルは返答を得るまで退かないことも分かっている。レイヴがふと思いついて口にした答えはそんな状況に押し出されてのものだった。
「ファリル、今日暇か」
「これといった用事はないですけど」
「じゃあ、お前の今日一日」
 丸く開いた目をぱちぱちと瞬かせ、ファリルはレイヴを見返す。
 湯呑を机に置いてレイヴは更に付け足した。
「素のお前で、今日一日。俺に付き合え」

「……って、なあ」
「……なんだ」
 並んで歩く従兄弟の声。その居心地の悪さにレイヴは視線だけを向けて答える。
 ファリルはいつも高く結い上げている髪を緩く編んで背中に垂らしている。着ているものも普段よく身に纏う淡く明るい華安服ではなく、落ち着いた藍色で染められた東でよく着られる着流しだった。常のファリルならばまず自ら装うことはない姿で、レイヴでなければ一見してファリルだとは思わないかも知れない。
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メモ

これは前の就業場所でも言いましたけどォ…前を切るのもわたし個別対応するのもわたしは無理な上電話を取るのもわたし送迎に出るのもわたし連絡帳を書くのもわたし明日の送迎を組むのもわたしはちょっと…よその事業所の職員ももうちょっとなんかしてくれませんかね…

労働記録

今日から本格的なサマータイム(夏休み)運営だけどこんなに朝の運転しにくかったっけェ!?てなるしやっぱりフラフラする上自分都合でいろいろ決めて共有するなんで有休取らんの上司非常に困るし実働職員3人しかいない上週1回は誰か休みが当たってるので1人休んでる上でもう1人が急遽帰ると10人ぐらいの児童をまーたワイ1人で見ろってかガハハ!だし多人数送りに出るのも戻ってきて終業時間までに3事業所統括した明日の迎えを組むのもダブルタスク連絡帳の記録を仕上げるのもワイだし休憩もないのでアーッハッハッハ!
ハァ閉じる

労働記録

わートリスちゃんお誕生日おめでとうございました!!紅嘉さんとトリスちゃんが並んでると紅嘉さんと!?ってなるしルリスーシャさん…さん????さんではなくない????がテレジア様を素直に賞賛してるのアー!!アー!!!!ってなっちゃった!来儀さんにおばか!って言える光の存在トリスちゃんどうか幸せであれ…否彼女なら過去から繋いで自ら望んで在る現在と未来のかたちをきっと幸せと呼んでくれる…

よそ様

Day22「さみしい」 #文披31題 #小咄 #じょ

 彼、あるいは彼女の枯葉色の瞳は感情を視る。それは意識するとせざるとに関わらず当たり前のことで、食事や呼吸、あるいは夢みたいなものだった。必要だとか望むとかではなくて、意識にも登らず訪れる当たり前。
 彼、あるいは彼女はそれを、己にのみ与えられた唯一と認めていた。好意的であった。あるいは悪趣味だと知りながら、彼、あるいは彼女はあらゆる人間に、または魔女に浮かぶ感情を視る。遠くも近くも、視界として知覚する全ての感情を視る。不思議で面白いもので、全ての感情を真っ直ぐに曝け出す者もいれば、外側が浮かべる表情とは真逆の感情を抱く者もいる。感情を自覚できない者も、感情を削ぎ落とした存在もいる。森羅万象奇々怪々、感情と人間、または魔女とは、そういったままならないものを内包している点で全く同一だった。
 彼、あるいは彼女は、たまにはそんな話を友人に聞かせる。あるいは悪趣味だと知りながら、感情を視ることは酒の肴として口に上ることもあった。魔女の死を謳う異端審問の少女の伽藍堂の眼窩と、そのくせ豊かな表情と、なのにちいさく蹲って悲しむ感情を今日は視た。昨日は、一昨日は――滔々と語る。
 彼、あるいは彼女の語りを、友人は大抵否定せず聞いている。疑問を呈し、あるいは掘り下げることはあれど、他者の感情を語る声に耳を傾けている。そうしてたまに、目を細めて、ほんの少しだけ口の端を持ち上げて、同じようにほんの少し、眉を下げて問いかける。
 彼、あるいは彼女は、そのとき浮かぶ感情を確かに視る。けれど問いへの答えは見つからないまま、ただグラスを傾ける。あらゆる感情を語る彼、あるいは彼女は、自分の感情を視い出せるのか、否か?
 その答えを知ったとき、彼、あるいは彼女はちいさく蹲りながら、あれほど好んで眺めていた全てに背を向ける。やっと見つけた己のそれすら。
(ジル/じょ)

自分のことはみえない。
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ネタ

ブロマンスに括り直したけどセイとかティルとかストラルとかレイヴはそういう手合いの男ではないので空気が違うな #リボ
いやブロマンスなので上述が攻めの男たちという訳ではないけども

メモ

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