No.2316, No.2315, No.2314, No.2313, No.2312, No.2311, No.2310[7件]
児童と「めっちゃ咳するやん」「そんなこともあるよ(ガサガサ声)」とか「声すごいやん!風邪やろ!」「そうね!帰っていい!?」「いいよ!」「ほんな帰るね!」「ダメダメダメ!」というやり取りを繰り返したのに休めない。おかしい
ちょっとエアコンが効けば上着を着込み秒外に出れば汗が噴き出し鼻水ずびずび咳えっっほえほ声がっさがさ状態でどっちにしろ生理痛で死ぬやろからなんで有休取らんの上司に明日死んでると思うんで…と前振りをしたら自分も体調不良そんな感じと謎の予防線を張られた。わ…わたしの体調不良に便乗するな💢💢自分の言葉で語れ体調不良を💢💢💢💢
ストレスと生理で免疫力下がってふつうに風邪をひいている
寒いが暑いし帰りたい~しんどい~感染性の38℃越えとかならんと休む選択肢出てこない~無理~
月曜日はサイコーに限界ででも自分が出るしかない外部との会が3つもあったためメソメソしながら出勤し残機3の抗不安薬に手を出して乗り切り、逆にそこを超えることができてしまったばかりに火曜日はハイになり(躁転では??)しかし酷暑の中屋外作業を強いられた上1人で2人分の仕事をするハメになり、早よ帰ろうと思ったものの次の日朝イチからの研修会資料を誰も用意してないことに気づき1人がガーガーコピー機を回し翌日も誰もzoomの設定ができまいと思って1時間早よ出勤し、休日の昨日は風邪引いてエアコンをつければ寒い切れば暑いの中2週間ぶりに仕事に出ずに済む休日を過ごし、今日も朝から炎天下に晒された上咳くしゃみ鼻水止まらず寒暖差の直撃を受け生理まで始まったのでもう帰りたいですねわたしの6時間半+1時間の超過勤務かえして
Day9「ぷかぷか」 #文披31題 #小咄 #王女と騎士
島が来たと誰もが呟く。年寄りたちは洗濯物が乾かないと物憂げに呟き、子どもたちは影を追って走り出す。
ルークはただ無感動に、空をゆく島を見上げている。
あそこから、逃げてきた、訳では断じてない。捨ててきた、訳でもない。見放された、とも異なる。両耳から細い鎖で垂れ下がる黄水晶が、苛むようにちりちりと音を立てる。もうすっかり慣れたそれに、ルークは目を伏せて懐を探った。紙巻き煙草を取り出して口に咥え、爪先を弾くだけで魔術の火花を散らして煙をくゆらせる。立ち上る紫煙の向こうを、遠く高く、空に浮かぶ島がゆっくりと遠ざかってゆく。島は夜ごとの月のように、数日間村の上を周回し、見えなくなるのはまだ少し先になる。
いつかあそこに戻るのだろう。いつか、を考えるのは無益で、無駄だった。そのときが来るのなら、それはルークが生まれた目的を果たすためで、つまり――実に無駄だった。
天から地へと視線を転じる。高所に立つ診療所、正確には監督官邸からは村のほとんど全てが一望できる。働き盛りの若い世代が顕著に少ない中、年寄りと子どもたちはただただ暮らしを営んでいる。洗濯物の乾きに憂い、影を追うだけの変化を見せながら。
こんな日々はあとどれだけ続くのだろうか。そう考えることは恐らく幸福で、不幸だった。己の命の期限とほとんど同義だったので。
ルークが吐き出した紫煙の向こうに、切り裂くような白銀が現れるのは今しばらく先のことである。
(ルーク/王女と騎士)
倦んだ日常に島と煙がぷかぷか。
閉じる
島が来たと誰もが呟く。年寄りたちは洗濯物が乾かないと物憂げに呟き、子どもたちは影を追って走り出す。
ルークはただ無感動に、空をゆく島を見上げている。
あそこから、逃げてきた、訳では断じてない。捨ててきた、訳でもない。見放された、とも異なる。両耳から細い鎖で垂れ下がる黄水晶が、苛むようにちりちりと音を立てる。もうすっかり慣れたそれに、ルークは目を伏せて懐を探った。紙巻き煙草を取り出して口に咥え、爪先を弾くだけで魔術の火花を散らして煙をくゆらせる。立ち上る紫煙の向こうを、遠く高く、空に浮かぶ島がゆっくりと遠ざかってゆく。島は夜ごとの月のように、数日間村の上を周回し、見えなくなるのはまだ少し先になる。
いつかあそこに戻るのだろう。いつか、を考えるのは無益で、無駄だった。そのときが来るのなら、それはルークが生まれた目的を果たすためで、つまり――実に無駄だった。
天から地へと視線を転じる。高所に立つ診療所、正確には監督官邸からは村のほとんど全てが一望できる。働き盛りの若い世代が顕著に少ない中、年寄りと子どもたちはただただ暮らしを営んでいる。洗濯物の乾きに憂い、影を追うだけの変化を見せながら。
こんな日々はあとどれだけ続くのだろうか。そう考えることは恐らく幸福で、不幸だった。己の命の期限とほとんど同義だったので。
ルークが吐き出した紫煙の向こうに、切り裂くような白銀が現れるのは今しばらく先のことである。
(ルーク/王女と騎士)
倦んだ日常に島と煙がぷかぷか。
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悲鳴と歓声が二重に絡まって尾を引いて、あっという間に置き去りになる。
遠い遠い、高い高い空の向こうへ置いてけぼり。ふたりはぐんぐん遠ざかる。悲鳴から、過去から。ふたりを縛っていた何もかもから。
ねえ! 歓声が叫んだ。ごうごうという風の音の向こうで、あまりに鮮明な声だった。それもまた頭のずっと遠くに置き去りになった。それでも獣の仔は確かに聞いた。地上に着いたら何しよっか! 悲鳴を上げながら、ずっと向こうのことばを捉えた。ごうごうと唸る音の中、考えた。
何をしようか。何かできるのだろうか。
地面を這って進むか弱い虫のように、影を進んで生きるだけではないのだろうか。歓声は潜むことなど何も知らない明るさで、ただただ落下の自由を叫んでいる。どんどん自由が近づいてくる。大地はその大きな手を広げて、空の島から落ちてくるふたりを待っている――
そういうことは、生きて降りてから考えましょうよ! 悲鳴は泣きを含んで答えたが、涙はまた空の彼方に置き去りになった。きらきらしながら舞い上がって、ふたりの墜落を祝っていた。
(ギベルとレイリア/王女と騎士)
冒険の始まりだヤッホー! ヒエエェェ…!!
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