No.871

870 #王女と騎士

売り言葉に買い言葉、若さ故の偏狭と世話焼きからの口出し。
引っ込みがつかなくなる性分。
でも友情の範囲や強度を知らないので自己否定的な側面も相まって身勝手になり切らない、のを表情態度身振り口調から見抜いてしまうと庇護欲が勝つ。かわいいと思ってるのヤベェな…という末期の自覚はある。対する方は春機発動期の人間的距離感に一喜一憂してるので気づかない。
大前提として頭・思考を診る魔術なんてねぇぞやろうと思ったらできるかも知んねぇけど。あと魔素走査による診察で額同士ごっつんはいらねぇんだよなんでそうなるんだよ俺がお前にそうやってるからそういうもんだと思ってるんだよなお前わかってるよマジすまん。王都に帰っても他の医者にやるなよ絶対。

「じいちゃん、魔獣の瘴気にあてられたかもって? 診たとこそんな重度じゃねぇよ安心しな。これなら魔術で治癒するより薬飲みながら体力回復させる方がいい。薬屋に手紙書いとくから持っていきな。お大事にな」
「……ルーク、今の診察」
「あ?」
「額を合わせてなかったみたいだけど手を抜いてたんじゃないか? 相手がご年配の方だから、問診で軽度と判じられるからって軽んじたりはせずもっと丁寧な診察を」
「あーーーー!!(俺がデコごっつんで診るのなんてお前しかいねぇんだよ!!)」
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