紙切れと記憶から辛うじて引っ張り出した限りの設定 #退治屋 開く 世界観 人は竜と生き、竜を畏れ、竜を信仰する世界。 竜とは神であり、竜を鎮めるための聖討伐隊を人々は畏敬を持って見送る。 神を殺す討伐隊を偉業と讃える一方、古来より竜を屠り竜の血を浴び続けた一族を人々は蔑んだ。 教会、元老院、闘技場、大浴場、地下水道、水道橋――皇帝の治める石造りの国で、竜を屠る者たちが交差する。 人物 ギン 竜殺しの一族たる青年。大剣「骸なる鍵」を振るう剣士。 一族諸共『施設』に『保護』されていたが、事件が起こり意図せず同胞を一人残らず手にかけた。 自失していたところをセネカに発見され拾われることになる。 「ギン」はセネカが見たままからつけた名であり、真名ではない。 唯一親身に世話を焼いてくれた施設の人間と「もう誰も殺さない」という約束を交わし、それだけを。 開く同胞が全て失われたため、竜殺しの一族に当代で一人のみ顕れる「神殺し」の力を得ている。閉じる セネカ ギンと共に退治屋を称する男性。神術士。 元聖討伐隊総司令。相棒にして恋人である女性を亡くし、討伐隊を辞す。 友人たちとの発掘調査中、虐殺の痕跡と一人生き残った青年を見つけ「ギン」と名付け保護する。 ギンと「あの黒光りするやつから竜までお任せ!」の触れ込みで退治屋を始める。客は来ない。 恋人を亡くした喪失感をギンを拾うことで埋めようとしているのではないかと自身を恐れている。 開く現皇帝ネロの実兄。恋人を亡くしたのは弟の謀略によるものであり、その身分にまつわる一切を返上している。閉じる リッカ 聖討伐隊隊員の少女。剣士。 効率的に竜を屠るため生み出され、無感情に使命に準じている。 その生まれと生き方を内心では悲観し、疎んでいる。 自身を生み出したクラトと、自身を認めてくれるフィオのことは信頼し大切に思っている。 クラト 聖討伐隊隊員の男性。学者。 竜殺しの一族に対する非人道的な扱いに嫌気が差し、所属していた施設から抜け出し討伐隊に拾われた。 自身の持つ知識を提供した結果リッカを生み出すことになり、絶望している。 目的を告げないまま知識と従事を求め、リッカを運用するフィオに強く反感を抱いている。 フィオ 聖討伐隊現総司令。 セネカの後輩に当たる温和な男性。 最も被害が少なく、最も速く竜を屠る方法を求めた結果リッカを生み出すことを指示した。 リッカのことは大切に思っているが、人としてなのか竜を屠る道具としてなのかは彼自身にもわかっていない。 閉じる 2025.4.24(Thu) 01:40:58 メモ
世界観
人は竜と生き、竜を畏れ、竜を信仰する世界。
竜とは神であり、竜を鎮めるための聖討伐隊を人々は畏敬を持って見送る。
神を殺す討伐隊を偉業と讃える一方、古来より竜を屠り竜の血を浴び続けた一族を人々は蔑んだ。
教会、元老院、闘技場、大浴場、地下水道、水道橋――皇帝の治める石造りの国で、竜を屠る者たちが交差する。
人物
ギン
竜殺しの一族たる青年。大剣「骸なる鍵」を振るう剣士。
一族諸共『施設』に『保護』されていたが、事件が起こり意図せず同胞を一人残らず手にかけた。
自失していたところをセネカに発見され拾われることになる。
「ギン」はセネカが見たままからつけた名であり、真名ではない。
唯一親身に世話を焼いてくれた施設の人間と「もう誰も殺さない」という約束を交わし、それだけを。
同胞が全て失われたため、竜殺しの一族に当代で一人のみ顕れる「神殺し」の力を得ている。閉じる
セネカ
ギンと共に退治屋を称する男性。神術士。
元聖討伐隊総司令。相棒にして恋人である女性を亡くし、討伐隊を辞す。
友人たちとの発掘調査中、虐殺の痕跡と一人生き残った青年を見つけ「ギン」と名付け保護する。
ギンと「あの黒光りするやつから竜までお任せ!」の触れ込みで退治屋を始める。客は来ない。
恋人を亡くした喪失感をギンを拾うことで埋めようとしているのではないかと自身を恐れている。
現皇帝ネロの実兄。恋人を亡くしたのは弟の謀略によるものであり、その身分にまつわる一切を返上している。閉じる
リッカ
聖討伐隊隊員の少女。剣士。
効率的に竜を屠るため生み出され、無感情に使命に準じている。
その生まれと生き方を内心では悲観し、疎んでいる。
自身を生み出したクラトと、自身を認めてくれるフィオのことは信頼し大切に思っている。
クラト
聖討伐隊隊員の男性。学者。
竜殺しの一族に対する非人道的な扱いに嫌気が差し、所属していた施設から抜け出し討伐隊に拾われた。
自身の持つ知識を提供した結果リッカを生み出すことになり、絶望している。
目的を告げないまま知識と従事を求め、リッカを運用するフィオに強く反感を抱いている。
フィオ
聖討伐隊現総司令。
セネカの後輩に当たる温和な男性。
最も被害が少なく、最も速く竜を屠る方法を求めた結果リッカを生み出すことを指示した。
リッカのことは大切に思っているが、人としてなのか竜を屠る道具としてなのかは彼自身にもわかっていない。
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