でもあんまり踏み込み過ぎて解釈を深めようと思うと十五歳とかSTORM BRINGERまで走って中…まで言い始める予感がするからイヤだこれ以上好きなものを増やすと追いかけるのがたいへんなので新しいものにどハマりしたくない #版権作品
No.2356, No.2355, No.2354, No.2353, No.2352, No.2351, No.2350[7件]
(「わたしはなけなしのボーナスを得たのにパーッとお金を使うあてもない社畜の狂人なので既に週頭の時点で2期とDEADAPPLEのサントラを購入しました」の札を首から下げる図) #版権作品
アニメの時期が今更わからんのだけどBEASTは本来DEAD APPLEの入場特典190ページ小説なので、ということは小説黒の時代とアニメ黒の時代までは履修したからBEASTより先にDEAD APPLE攻めてもよくない??しかし本当に時期がわからんけどアニメ2期までは履修しておきたい…いやDEAD APPLEドスくんおるぽいから3期か4期まで行くべきなのか…?? #版権作品
うおおおBEAST原作読むぞ読むぞしたけど読みながら寝落ちしたので栞開いたらここ…絶対読んでませんね…で戻り、無益 #版権作品
休日、ひたすら寝て終わった
all ■
トウジンカグラ■■■■■
王女と騎士 ■■■■■
翼角 ■■■
風紋記 ■■
じょ ■
文披全創作でやりたいって言って後半戦開始時点これ。
なおhbsは歴史解釈の二次創作のようなものなので自身の創作からは除外されています。
トウジンカグラ■■■■■
王女と騎士 ■■■■■
翼角 ■■■
風紋記 ■■
じょ ■
文披全創作でやりたいって言って後半戦開始時点これ。
なおhbsは歴史解釈の二次創作のようなものなので自身の創作からは除外されています。
Day17「空蝉」 #文披31題 #小咄 #じょ
色とりどり、鮮やかに光。痛いほどの熱を湛えた陽光に晒されて、黒く濃い影が輪郭を描く。
透鏡の小さな遮光眼鏡で、その幾百ものを光を遮る。あの豊かな色彩を美しく、興味深く、静かに心を弾ませながら眺めて酒を舐めていた頃もあった。しかしながら今は薄黒く透かし見るのが精一杯で、それだって目を背けている。
随分と低くなった目線を地面に向けて、小さな体躯を益々縮こまらせて、嗚呼、嫌だ嫌だと厭うて日陰へ向かう。近くを見る使い魔と、遠くを見る使い魔が前に後ろに従っている。
目を伏せて、耳に入る音は聞き流して、一人の方へ、ひとりの方へ。過去とは真逆の在り方をする己は何だろうか。最早誰もかつての畏怖を込めた異名で己を呼びはしない。ただ狩るべき符牒として、魔女、と括られる。その声を恐れて息を潜めている。どうしてだか生きている、まだ。どうして。
暗がりに向かう足先、俯いた地面に黒々とした影が差す。それは踊るように軽やかで、けれど何よりも濃く暗い影だった。影の持ち主がひとつ動く度に、あんまりにも重い影が引きずられて、まるで涙みたいに飛び散っていく。遮光眼鏡の向こうにその景色を見つける。
かつての異名には程遠い間の抜けた名で呼ばれて、小さな頭を持ち上げた。随分高い位置にある相手の頭は燃える炎の色彩を宿して虚ろで、爛々とした瞳は底が見えないほどの悲しみに枯れ果てている。嗚呼、嫌だ嫌だ。お互いに、どうしてだかまだ生きている。彼がいるから、まだボクはいるに違いない。幾分か低く落ち着いた、かつての己の声が聞こえた。
(ジル/じょ)
夏の空蝉。
閉じる
色とりどり、鮮やかに光。痛いほどの熱を湛えた陽光に晒されて、黒く濃い影が輪郭を描く。
透鏡の小さな遮光眼鏡で、その幾百ものを光を遮る。あの豊かな色彩を美しく、興味深く、静かに心を弾ませながら眺めて酒を舐めていた頃もあった。しかしながら今は薄黒く透かし見るのが精一杯で、それだって目を背けている。
随分と低くなった目線を地面に向けて、小さな体躯を益々縮こまらせて、嗚呼、嫌だ嫌だと厭うて日陰へ向かう。近くを見る使い魔と、遠くを見る使い魔が前に後ろに従っている。
目を伏せて、耳に入る音は聞き流して、一人の方へ、ひとりの方へ。過去とは真逆の在り方をする己は何だろうか。最早誰もかつての畏怖を込めた異名で己を呼びはしない。ただ狩るべき符牒として、魔女、と括られる。その声を恐れて息を潜めている。どうしてだか生きている、まだ。どうして。
暗がりに向かう足先、俯いた地面に黒々とした影が差す。それは踊るように軽やかで、けれど何よりも濃く暗い影だった。影の持ち主がひとつ動く度に、あんまりにも重い影が引きずられて、まるで涙みたいに飛び散っていく。遮光眼鏡の向こうにその景色を見つける。
かつての異名には程遠い間の抜けた名で呼ばれて、小さな頭を持ち上げた。随分高い位置にある相手の頭は燃える炎の色彩を宿して虚ろで、爛々とした瞳は底が見えないほどの悲しみに枯れ果てている。嗚呼、嫌だ嫌だ。お互いに、どうしてだかまだ生きている。彼がいるから、まだボクはいるに違いない。幾分か低く落ち着いた、かつての己の声が聞こえた。
(ジル/じょ)
夏の空蝉。
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