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アメの一族当主・天ノ端氷雨の誕生日① #トウジンカグラ #小咄
本編終了後二次創作

 取ってつけたような祝いの席、話が舞い込んできた時点で嫌な予感しかせず、しかしながら頑として断る程の度胸も権威も氷雨にはなかった。鞘抜けぬ程幼い時分から神剣を継ぎ、当主の肩書きを背負ってからは長いものの、実権は依然として里長に就いた父に、そしてフジの里を治める老人たちにある。
 ――故に、未だに近寄り難い本邸の大広間、その上座に座らされた氷雨は杯を手に微笑を貼りつけて座るしかない。
「――しかし当主も大きくなられて」
「本当ですなあ。当主になられた御歳はお継ぎになられた御佩刀(みはかし)とお変わりのない背丈でしたのに」
『爺共は耄碌が早いなあ。(オレ)より頭一つぐらいは背が高かっただろうに。なあ氷雨よ』
 ――帰りたい。
 黙して強張った微笑を浮かべたまま、心底から氷雨は嘆いた。老人たちは氷雨が蒼天を継いだ当初から今まで当主に能わぬと朗らかに責め立ててくる。その一因、あるいは原因たる父・凍雨は氷雨の傍らの下座で平然と、知らぬ顔で酒を舐め、そして蒼天は頭上でからから笑っている。
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ネタ

白驟とほまち
白驟(はくしゅう)くんは白驟雨、秋の激しいにわか雨。
ほまちちゃんは帆待ち雨、その場だけ恵むにわか雨。
姉と弟なのでアメの一族のしきたり(長男と下に生まれた妹で結婚しその子が一族の当主を継ぐ)は適用されない閉じる

#トウジンカグラ

ネタ

白驟くんとほまちちゃんとか。白驟くんとほまちちゃんは
ハイパー二次創作な蒼天様がやらかしてくれた未来の世界線のひさほむの息子と娘閉じる
でほまちちゃんが姉で白驟くんが弟。
初っ端からあまりにも飛ばしていくてがろぐの使用方法 #トウジンカグラ

ネタ

これでパーフェクト自分だけの城を建てたので思いつき次第好き勝手書き散らせるよ!ヤッタネ!

メモ

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