web拍手返信

 大変…大変遅くなってしまい申し訳ありませんました。
 誠に不義理を働いておりますがweb拍手とメッセージありがとうございました。常々不便なツールから、拙作にお目通しいただくのみならず沢山お言葉賜りまして本当に恐縮です。今年の御礼はせめて今年のうちに、以下ご返信となります

>> 10/15 百合さん

 百合さんいつもいつもありがとうございます…!! どう考えてもこのメッセージを頂いたときなどは特に百合さんの方が余程お忙しい生活をされていたと思うのですが、いつもご丁寧なお気遣いのお言葉を頂戴して本当に恐縮です。百合さんもどうぞご自愛下さい。

 「七宝」はいくつかの何かを示し、場面によって意味が変わることもあれば曖昧なこともあります。七宝であることもあれば七宝でないこともあります。

 問われて答えるしぐれの語る「好き」は仰っていただいた通り広義のもので、そもそも「好き」とは何かなど現代社会で以て未だ不明の何か故しぐれの語るものは真であり偽であり、でもそんな幅までしぐれは語らないし、しぐれの語った「好き」が「好き」の全てだと思う視野の狭量さこそが全か無かしか思考できないような火群の限界だなというところです。しぐれだって「好き」とは何かや火群が疑問を抱くに至った経緯や、あるいは身を焦がすような人生を破滅させるような激しい情動を伴うような「好き」、そんなものは知らないので。
 火群の限界であり、無意識にしぐれは嘘をつかない・しぐれのことは信頼できると思っているピヨピヨ火群。今のところ市井を生きる人間としての一般論や感覚を火群に伝えているのはしぐれだけかなと思います。火群がピヨなことには薄々気づいていて=ある意味侮っているので全部は話さなくても自身の弱さや悩みを火群の前では零すのがしぐれ。

 火群視点にしては地の文が賢すぎると常々問題になっているのですが、擬音が増えるような他視点との差異が存在するのであれば幸いです…!

 不審者波佩は超個人的な理由で「閉じた七宝の閉じた宮中から今上帝を解放する」大義に向けて動いているので、だからといって嘘は言ってないけど真実でもない語りを子どもに相手にやるのはどうかというお話…。七郎は物語に関与しないので1人平和にキャッキャしています。一服の清涼剤、愛され推されるべき女の評価うれしいです!

 氷雨は協力者のことをあんまり考えたくないので(責められるのも氷雨が七宝に来た目的を考えるのも嫌だから)11話が初出のはずです。怒られちゃった。
 気づいていただいた通り、基本的に火群は「灼け熔けた黄金」「枯れ野」などのマイナスイメージで表現されますが氷雨だけは「穂波の瞳」「春を待つ冬野」などのプラスイメージ・生命の芽吹きを待つ表現をしています。恋は盲目感があり、ある意味幼い頃と変わっていないのかも知れない。己の印象で彼を見るのは本質を捉えていると見るか現状を受け入れていないと見るか、過去の自身の幻影を押しつけていると見るか。

 1話1すけべノルマ、モブ相手ではいっつも都合よく扱われる火群ですが、今回は終始優位に立っているような雰囲気でDTの筆下ろしとかしている、人斬りビッチの名に相応しい行動かと思います。実態は紅蓮に触られそうになったこと2割好きとは何かの苛立ち8割の八つ当たり。好きだと臆面もなく叫べる男への嫉妬もあるかも知れないしないかも知れない。拙者も受の筆下ろしが…好きです…ニコッ!!!!

 好きなキャラトップ3の話もありがとうございます、誠に恐縮です…!!
 波佩と熊野のハートフル頭おかしいストーリー目玉あげた編は本編に掠りもしないのですが(そもそも熊野の名前がやっと本編に出始めたところですが)、いつかトンチキ露上エピソードもどこかで書きたいなと思います。波佩が主人公になってしまうのが腹立たしいのと本編を進める方が先なので存在しない未来と希望のお話…。
 波佩と熊野(と七郎)という存在はトウジンカグラにおける物語を進めるためのギミックではあるので本編中で主従がどの程度会話をするかは微塵もわかりませんが、炎上…逍遥…咆吼編あたりでは少なくとも会話はするはずですので気を長くお待ちいただけると…

 また、全く本編に登場しない野分に関してもお言葉頂戴して恐縮です! 氷雨は野分に対してだけは本当に雑です。火群は機微がわからないので結果的に報われません。野分の方が氷雨よりちょっとだけ先に生まれた乳兄弟で、お察しの通り思いやりと憐憫から氷雨の世話を焼いてやってるわけですが、それにしたってなんでそこまでしてやるんだろうな…という気持ちに百合さんからのメッセージを拝読していて思いました。根本的に良い奴なんでしょうきっと。

 本当にいつも不便なツールから沢山のお言葉ありがとうございます!
 ご返信が大変遅くなってしまいましたが、精神的に落ちている時期に頂いてとても心が救われました。重ね重ね文字数制限のある一方向の不便なツールでご不便をおかけします。本当に本当にありがとう剤増す。
 暖冬とはいえ寒さが深まり、また気忙しい時期でもありますが、どうぞご自愛の上良いお年をお迎え下さいません。